青空教室 操作マニュアル
先生が教材を配り、生徒が「わかった!」「わからない」「質問する」で応えるアプリです。Delta Chatの同じチャットにある、同じ青空教室をみんなで開いて使います。 1.0.4では、作った教材をファイルに保存し、新しい版や別の端末に引き継げます。
図1 授業の基本的な流れ 説明用模式図- 先生がクラスのチャットにアプリを送ります。
- 先生が教材を作り、生徒が読んで反応や質問を送ります。
- 先生は届いた反応を確認し、授業中やチャットで説明します。
確認しておきたいこと 対象は修正版1.0.4です。図は操作箇所を示す説明用の模式図で、実機の画面写真ではありません。端末の画面幅やDelta Chatの版によって配置・表示名が変わる場合があります。
この冊子の案内 2ページ 開き方 / 3ページ 先生の入室 / 4ページ 教材配布 / 5ページ 生徒の操作 / 6ページ 質問の確認 / 7ページ 設定 / 8ページ 書き出し / 9ページ 読み込み / 10ページ 引き継ぎの範囲 / 11ページ 困ったとき
1 アプリを開いて参加する
クラス用チャットを開き、共有されたアプリを起動します。ブラウザーでHTMLを開く場合は、通信しないデモになります。
図2 チャットから起動し 名前を入力する 説明用模式図- 先生は Aozora-Classroom-1.0.4.xdc をクラス用チャットに添付して送ります。生徒は届いた同じアプリのメッセージを開き、起動のボタンを押します。
- 「おなまえ(省略可)」に、授業で使う名前を入力します。分かりやすい名前にすると、先生が反応を見分けやすくなります。
- 生徒は「生徒として参加」を1回押します。先生は次ページの手順で先生モードに入ります。
確認しておきたいこと 別々にアプリを新規投稿したり、別のチャットで開いたりすると、別の教室になります。全員が同じメッセージから起動してください。
デモで練習するには HTMLファイルをブラウザーで開きます。画面下の「デモモード」を確認してください。サンプルの教材・参加者・質問が表示されますが、ほかの端末には届きません。
2 先生モードに入る
先生も最初は参加画面を使います。「生徒として参加」を素早く連続で押すと、先生モードのパスワード画面が開きます。
図3 先生モードを開き パスワードで入室する 説明用模式図- 参加画面の名前欄に、先生の表示名を入力します。
- 「生徒として参加」を、初期設定では素早く3回連続で押します。間が空くと生徒として参加する場合があります。
- 「先生モード」でパスワードを入力し、「入室」を押します。初期パスワードは secret(半角の小文字)です。
- 先生の画面に切り替わり、教材を作る入力欄が表示されたら入室完了です。
確認しておきたいこと 生徒画面に入ってしまった場合は、画面右上の「↺」(役割切替)を押して参加画面に戻り、もう一度試してください。タップ回数やパスワードを変更済みなら、その端末の設定を使います。
先生モードは端末内の操作切替です。厳密な本人確認や、生徒からデータを隠すための仕組みではありません。機密情報を扱う用途には使わないでください。
3 教材を作ってみんなに配る
先生画面でタイトルと本文を入力します。画像は必要なときだけ追加し、内容を確認してから配ります。
図4 教材の作成欄と 配布ボタン 説明用模式図- 「タイトル」に教材の名前を入力します。例として「雲を観察しよう」など、内容が分かる名前にします。
- 「本文」に説明や問いを入力します。改行し、短い段落に分けると読みやすくなります。タイトルと本文は両方必要です。
- 画像を付ける場合は「クリックまたはドラッグで追加」を押して選びます。パソコンでは画像のドラッグでも追加できます。最大6枚です。
- 「みんなに配る」を1回押します。教材一覧に追加されたことを確認し、生徒側でも届いたか確認します。
確認しておきたいこと 「みんなに配りました」は、全員の受信完了を保証する表示ではありません。画像が多い教材は分割して順番に送るため、反映まで時間がかかることがあります。何度も配布ボタンを押さず、しばらくアプリを開いて待ってください。
画像について 画像は長辺800ピクセル以内に縮小され、JPEGに変換されます。小さい文字を写した画像は読みにくくなることがあるため、重要な説明は本文にも入力しましょう。
4 生徒が教材を読んで反応する
届いた教材を選び、本文や画像を読みます。今の理解に合うボタンを押して、先生に伝えます。
図5 生徒画面の教材と 3つの反応ボタン 説明用模式図- 教材が複数あるときは、読みたい教材のタイトルを選びます。本文と画像を確認します。
- 内容が分かったら「わかった!」を押します。難しいと感じたら「わからない」を押します。
- 詳しく聞きたいときは「質問する」を押し、質問を書いて「質問を送る」を押します。
- 「あなたのアクション履歴」に、送った反応や質問が表示されたことを確認します。
確認しておきたいこと 反応は押すたびに履歴が追加されます。前の回答を取り消す操作ではありません。連打せず、先生の指示に合わせて押してください。質問文はクラスの参加端末に共有されます。個人情報や秘密は書かないでください。
教材がないとき 「教材がまだ届いていません」と表示されます。先生の配布を待ちましょう。HTMLのデモではサンプル教材が表示されます。
5 質問を確認し チャットへ共有する
先生は教材ごとの反応や質問を確認できます。質問への説明は、口頭や通常のチャットで行います。
図6 質問の確認と チャットへの転送 説明用模式図- 先生画面で、対象の教材と届いた質問を確認します。
- 質問に答えたら「返信済みにする」を押して目印を付けます。必要なら「未対応に戻す」で戻せます。
- 質問をチャットに共有したい場合は、質問を約1秒長押しします。パソコンではマウスの左ボタンを押したままにします。
- 「質問をチャットに転送」で内容を確認して「チャットに転送」を押します。Delta Chat側で共有先・送信内容を確認し、必要な操作を行います。
確認しておきたいこと 「返信済みにする」はこの画面内の目印で、返信文は送信しません。ほかの端末との同期や、開き直した後の保持はありません。質問の転送も、先生への個別メッセージを自動で保証する機能ではありません。
コピーになった場合 転送機能が利用できない環境では、質問文のコピーを案内します。送信したいチャットを自分で開き、貼り付けて内容と宛先を確かめてから送ってください。
6 先生の設定と教材の削除
先生画面の右上にある設定ボタンから、先生モードの入り方を変更できます。教材を削除するときは、対象をよく確認してください。
図7 先生設定と 役割切替 説明用模式図- 先生画面の右上にある設定アイコン(先生設定)を押します。
- タップ回数は「−」「+」またはスライダーで2〜10回に変更できます。
- パスワードを変更する場合は「新しいパスワード」と「確認用(もう一度)」に同じ文字を入力し、「設定を保存」を押します。空欄なら現在のパスワードを維持します。
- 役割を選び直す場合は「↺」を押します。教材を削除する場合は、教材一覧の対象にある「×」ボタンを押します。
確認しておきたいこと 設定は、その端末にあるアプリの保存領域に記録されます。ほかの端末へは同期されません。「デフォルトに戻す」はタップ回数3回・パスワード secret に戻します。パスワードは厳密なアクセス制御ではありません。
削除の注意 教材の「×」を押すと確認画面なしで削除が送信され、ほかの端末にも反映されます。取り消す機能はありません。本文を直して再配布する場合は、先に内容を控えておきましょう。
7 教材をファイルに書き出す
新しい版へ移る前や、別の端末で教材を使いたいときは、元の教室で引き継ぎファイルを作ります。画像も一緒に保存できます。
図8 教材の引き継ぎ画面から書き出す 説明用模式図- 先生モードに入り、教材が届き終わるまで待ちます。まだ配布していない入力途中の教材は、先に完成させて配布してください。
- 教材作成欄の上にある「教材の引き継ぎ(書き出し・読み込み)」を押します。
- 「現在の教材 ○件」を確認し、「教材を書き出す」を押します。教材が0件のときは書き出せません。
- Delta Chatの案内に従い、自分で管理する保存先やチャットにJSONファイルを保存します。別の端末で使う場合は、その端末でファイルを選べるように準備します。
確認しておきたいこと 画面が戻っただけでは保存完了とは限りません。Aozora-Classroom-backup-日付.json というファイルが残ったことを確認してください。質問・反応・パスワードはファイルに含みません。
HTMLデモの場合 書き出しはブラウザーのダウンロードになります。サンプル教材も対象です。デモで作成した教材を残したい場合も、閉じる前に書き出してください。
8 引き継ぎファイルを読み込む
移行先でファイルを選び、追加する教材を確認してから読み込みます。いまある教材は消さずに残します。
図9 ファイルを選び 件数を確認して追加する 説明用模式図- 新しい版の .xdc を移行先のチャットに投稿して起動します。みんなで利用するときは、同じアプリのメッセージから開いてください。
- 先生モードに入り、「教材の引き継ぎ」を開いて「引き継ぎファイルを選ぶ」を押します。元の教室で保存したJSONファイルを選びます。
- ファイル内の件数、追加件数、重複でスキップする件数と、教材のタイトルを確認します。この時点ではまだ追加されません。
- 「○件をこの教室に追加する」を押します。やめたい場合は「読み込みを取り消す」を押します。
- 追加後はアプリを開いて待ち、ほかの参加端末にも届いたか確認します。画像が多いと共有に時間がかかります。
確認しておきたいこと 読み込んだ教材は、移行先の教室の参加端末に共有されます。同じ教材や引き継ぎ済みの教材は重複追加しません。すべて重複の場合、追加ボタンは押せません。既存教材の上書き更新は行いません。
引き継ぎ後の確認 タイトル・本文・画像を開いて確認してください。問題なく受け継げたことを確認するまでは、元の教室と引き継ぎファイルを残しておきましょう。
9 引き継げる内容と注意点
教材だけを持ち運ぶための機能です。生徒の活動記録や先生の設定は、移行先に引き継ぎません。
図10 元の教室から 新しい教室への引き継ぎ 説明用模式図- 同じチャットの同じアプリを別端末で使う場合は、まずDelta Chatの送受信履歴が同期されているか確認します。新しい教室へ教材を移す場合に、書き出し・読み込みを使います。
- 旧1.0.3以前には書き出し機能がありません。すでに旧版の教室に作った教材は自動で取り出せません。元の教室を残し、本文や元の画像を手動で新しい教室へ移してください。
| 区分 | 引き継ぎの内容 |
|---|
| ファイルに含む | 教材のタイトル・本文・画像・作成者名・作成日時 |
| ファイルに含まない | 質問・反応・参加者一覧・先生のパスワードと設定・返信済みの印・入力途中の教材 |
| ファイルの上限 | 1ファイル50MB、教材1000件まで。画像は教材1件につき最大6枚。 |
確認しておきたいこと 引き継ぎファイル自体にパスワード保護はありません。教材や画像の内容に応じて保存先・送信先を選び、ファイルの中身を手で書き換えずに保管してください。
読めないファイルの場合 青空教室が書き出したJSONか、上限を超えていないか確認します。対応していない形式や壊れたファイルは読み込みません。元の教室で書き出し直して試してください。
10 困ったときに確認する
まず「同じチャットの同じアプリか」「デモになっていないか」「Delta Chatで送受信できるか」を確認します。
図11 通信の確認手順 説明用模式図- 最初の動作確認は、先生と生徒の2台で行います。先生が文字だけの短い教材を1つ配り、生徒が「わかった!」を1回送って、両方向で表示を確認します。
- その後で質問、画像付き教材、アプリを閉じて開き直したときの履歴を確認します。実際の通信環境で確かめてから授業に使いましょう。
| 困ったこと | 確認すること |
|---|
| 教材や反応が届かない | 同じアプリのメッセージを開いているか確認。Delta Chatの通常のメッセージも送受信できるか試します。 |
| デモモードと出る | HTML単体は通信しません。Delta Chatで .xdc ファイルを開きます。 |
| 画像付きだけ遅い | 分割送信で時間がかかります。アプリを開いて待ち、画像を減らした教材でも試します。 |
| 先生画面に入れない | タップを素早く連続で行い、その端末で設定した回数とパスワードを確認します。 |
| 接続表示はあるのに届かない | 「リアルタイム機能有効」は相手の接続や受信完了を表しません。教材と反応が実際に届いたか確認します。 |
確認しておきたいこと 参加者数やオンライン表示は目安です。未回答の人数や、全員の受信完了を示すものではありません。アプリを別のメッセージとして送り直すと別の教室になります。
版と確認範囲 本書は青空教室1.0.4の実装に基づき、2026年10月17日に作成しました。説明図は模式図です。実機間の通信と端末ごとの画面表示は、利用前に確認してください。