備品BOX 操作マニュアル
Delta Chatで備品の貸出と返却を記録するための、一般利用者向け手順書です。まず「備品」で対象を選び、貸出時と返却時に記録します。
図1 基本の流れ(説明図)このマニュアルの対象
提供された index.html と manifest.toml のバージョン1.0.0を基に作成しました。図は実装のボタン名を使った説明図で、実画面の画像ではありません。端末や画面幅によって配置は変わります。
始める前の確認
管理担当者が配布したwebxdcアプリを、指定されたDelta Chatのチャット内で開きます。HTMLファイルをブラウザーで開くだけでは、チャットのメンバーと共有できません。
試してから使い始める
提供ファイルには備品11点と履歴10件の見本データが含まれます。実際の貸出記録と混同しないでください。複数端末での共有と、閉じて開き直した後の記録保持を、管理担当者が確認してから運用してください。
1 画面の見方
画面上部のタブで、行いたい操作を選びます。スマートフォンでは画面下部にも切替ボタンが表示されます。上部が見切れるときは横に動かしてください。
図2 操作する場所を選ぶ(説明図)登録ボタンの意味
上部の「+ 登録」は、備品を新しく登録するボタンです。貸出を記録するときは「備品」タブから操作します。
期限表示の読み方
返却予定日を過ぎて未返却のものは赤い「延滞」、予定日まで0〜3日のものは「期限迫る」または「あと○日」と表示されます。「あと0日」は今日が予定日です。
同期表示の読み方
右上には「同期中」「送信中」「オフライン」が表示されます。この表示だけで、全員の端末に記録が届いたとは判断できません。大切な記録は相手の画面でも確認してください。
| タブ | 主にできること |
|---|
| ダッシュボード | 貸出中・延滞・今日返却予定・総備品数の確認 |
| 貸出中 | 返却予定日順の一覧と返却操作 |
| 履歴 | 検索、カテゴリ・状態の絞り込み、CSV出力 |
| 分析 | 月別件数、カテゴリ別内訳、借用者ランキング、年次集計 |
| 備品 | 登録、編集、削除、貸出、返却 |
2 備品を登録する
新しい備品を追加するときの操作です。同じ物を重ねて登録しないよう、最初に「備品」一覧を確認します。
図3 備品を登録する画面の説明図(説明図)入力と保存の手順
①「+ 登録」を押します。②備品名と必要な項目を入力します。③「保存して同報共有」を押します。④「備品」一覧で、名前・管理番号・保管場所を確認します。保存せず閉じるときは「✕」を押します。
名前と管理番号の付け方
同じ種類の備品が複数ある場合は、「貸出用PC 01」のように区別できる名前を付けます。管理番号は実物に貼られた番号と合わせてください。
| 項目 | 入力する内容 |
|---|
| 備品名 * | 必須。実物がわかる名前 |
| カテゴリ | 鍵・工具・PC・計測器・その他から選択 |
| 管理番号 | 例 TL-101。重複しない番号を運用で決める |
| 保管場所 | 返す場所がわかる説明 |
| メモ | 付属品、取扱い上の注意、校正期限など |
3 備品を貸し出す
「備品」タブから、状態が「利用可」の備品を選びます。借りる人が自分以外の場合は、借用者の名前を必ず変更してください。
図4 貸出登録の説明図(説明図)貸出の手順
①「備品」を開きます。②対象の「この備品を貸し出す」を押します。③入力欄を確認・修正します。④「貸出を確定して共有」を押します。⑤「貸出中」で、備品名・借用者・返却予定日を確認し、実物を渡します。
初期値をそのまま使わない
借用者と貸出者にはアプリが取得した自分の表示名が入り、取得できない場合は「あなた」になります。返却予定日は初期表示で約3日後ですが、実際の約束日に変更してください。貸出中の備品は選択できません。
| 項目 | 確認すること |
|---|
| 備品を選択 | 必須。名前と管理番号が実物と一致するか |
| 借用者 * | 必須。実際に借りる人の名前か |
| 貸出者 | 渡す担当者の名前か。空欄時は自分の表示名になる |
| 貸出日 | 実際に渡す日か。日付の前後関係も自分で確認 |
| 返却予定日 * | 必須。返す約束の日か |
| 用途・目的 | 例 現場A 天井工事。任意だが記入を推奨 |
4 返却と期限の確認
実物と付属品が戻ったことを確認してから返却を記録します。「返却」は確認画面なしで直ちに処理されるので、対象をよく確認してください。
図5 返却の説明図(説明図)返却の手順
①「貸出中」で対象を探します。②名前・管理番号・借用者を確認します。③実物の返却を確認して「返却」を押します。④「履歴」で「返却済」と返却日を確認します。「ダッシュボード」や「備品」からも返却できます。
延滞があるとき
赤い「延滞」の対象と借用者を確認し、Delta Chatなどで返却予定を相談します。このアプリには期限の自動通知や返却予定日の変更ボタンはありません。相談した内容はチャットにも残してください。
間違って返却したとき
返却を取り消す機能や返却日を手入力する機能はありません。管理担当者へ連絡し、実際の状況をチャットに残してください。再貸出を記録する場合は履歴が増えるため、担当者と対応を決めます。
| 表示 | 意味と対応 |
|---|
| 利用可 | 次の貸出を登録できる状態 |
| 貸出中 | 返却がまだ記録されていない状態 |
| 期限迫る / あと0〜3日 | 返却の準備と予定を確認する |
| 延滞 | 予定日を過ぎて未返却。借用者に状況を確認する |
| 返却済 | 履歴に返却日が記録されている状態 |
5 履歴の検索と集計
過去の貸出を探すときは「履歴」、利用状況をまとめて見るときは「分析」を開きます。
図6 検索とCSV出力の説明図(説明図)履歴の調べ方
検索欄に名前や番号の一部を入れ、必要に応じて「全カテゴリ」「全状態」を変更します。状態は「貸出中」「返却済」「延滞のみ」から選べます。「貸出中」には延滞も含まれます。全件に戻すときは検索語を消して両方を「全」に戻します。
CSVの保存
「CSVエクスポート」を押すと、表示条件に一致する履歴を buppin_日付.csv の名前で出力します。全件が必要なら、先に絞り込みを解除します。保存先は端末によって異なります。webxdc内で保存できない場合は管理担当者に確認してください。文字化けするときは表計算ソフトでUTF-8を指定して読み込みます。CSVは備品台帳の完全なバックアップではなく、再取込み機能もありません。
| 分析の項目 | 読み方 |
|---|
| 月別貸出件数 | 過去12か月に貸出を登録した件数 |
| カテゴリ別内訳 | 返却済も含む貸出履歴の件数。備品の点数ではない |
| 借用者ランキング TOP5 | 借用者名ごとの貸出件数。表記違いは別人として集計 |
| 年次サマリー | 貸出年別の件数と返却率を最大4年分表示 |
| 年次の延滞件数 | その年に借りたうち、現在未返却で期限を過ぎた件数 |
6 編集と困ったときの対応
備品情報は「備品」の鉛筆マーク「✎」から変更できます。削除は関連する履歴も消す操作なので、実行前に管理担当者へ確認してください。
図7 編集と削除の違い(説明図)編集と削除の注意
編集で変更できるのは備品名・カテゴリ・管理番号・保管場所・メモです。備品情報を変更すると、過去の履歴に表示される備品名やカテゴリも変わります。貸出記録自体を編集・削除する専用画面はありません。備品の削除は確認画面で中止できますが、実行後の復元機能はありません。
実運用に入る前の確認事項
提供コードには、毎回見本データで起動する処理があり、端末内への永続保存処理は確認できません。また、webxdcの受信更新を取り出す箇所とCSV保存方法には、実機での適合確認が必要です。「同期中」の表示は全員への到達保証ではありません。担当者は2台以上で登録・貸出・返却を試し、閉じて開き直しても同じ記録を確認できることを確かめてください。
| 困ったこと | 確認と対応 |
|---|
| 登録・貸出を確定できない | 備品名、備品の選択、借用者、返却予定日を確認 |
| 対象の備品が選べない | すでに貸出中でないか「貸出中」で確認 |
| 履歴が見つからない | 検索語を消し、カテゴリと状態を「全」に戻す |
| 相手に記録が見えない | 同じチャットの同じアプリか確認し、担当者に連絡 |
| 再起動で記録が戻る・消える | 利用を止め、担当者に記録保持の確認を依頼 |
| 日付が実際の日と違う | 端末の日付と入力欄を確認。日付の自動設定も見直す |