1.0.0対応 避難所と地域行事で使う方へ
物資の名前、概数、保管場所、不足状況をスタッフで共有するアプリです。正確な数が分からなくても「十分・少ない・不足・不明」で記録できます。この冊子では、最初の準備から毎日の入力、入退場連携、記録の保管まで説明します。
画面例には架空の練習用データを使っています。1.0.0のブラウザ表示を撮影しているため、iPhone・Android・パソコンでは配置やファイル選択画面が異なる場合があります。
数量はすべて概数です。表示の残数だけで配布の約束をせず、必要な物資は現物と担当者にも確認してください。
読む場所 準備2ページ、登録4ページ、数量不明5ページ、入庫6ページ、配布7ページ、棚卸し8ページ、入退場連携14〜16ページ、出力17ページ、困ったとき18ページ。
最初の添付を一つにそろえることが、同じ台帳を共有するためのポイントです。
| タブ | 主にすること |
|---|---|
| 在庫 | 物資を探し、概数・場所・状況を確認する |
| 入庫・登録 | 新規登録、入庫、棚卸し、管理情報の訂正 |
| 配布・使用 | 配布や使用した数量を記録する |
| 履歴 | 入出庫・棚卸し・訂正を確認する |
| 設定 | 入退場JSON連携、JSON・CSV出力、未受理分の再送 |
インターネットがなくても端末内で記録できます。別端末との共有には、TinyBoxなどを通じた通信経路が必要です。
名前、場所、現在数、状況をセットで確認します。
図4では数量100本と不足目安100本が同じなので「目安以下」と表示されます。一方で現場状況は「十分」のままです。自動で「不足」へ書き換わるわけではありません。
初めて登録するときは「入庫・登録」を開き、対象で「新しい物資を登録」を選びます。
同じ品目名と保管場所は重ねて登録せず、対象から既存の物資を選びます。場所が違う場合は場所ごとに分けて管理します。
数量の空欄と0は意味が違います。数えられないときは空欄のまま、状況を記録できます。
| 記録 | 使い分け |
|---|---|
| 数量が空欄 | 数量不明。0として計算しません。 |
| 数量が0 | 数を確認した結果、現在は0です。 |
| 十分 | 現場の必要量に対して足りていると判断したとき。 |
| 少ない | 残りが少なく、早めに確認や補給が必要なとき。 |
| 不足 | 現場で必要な量が足りないとき。 |
| 不明 | 状況をまだ確認できていないとき。 |
数字を埋めるために推測の0を入力しないでください。後で現物を確認できたら、棚卸しで数量を記録します。記録者には担当名・班名を入れ、個人情報はメモへ書かないようにします。
既存の物資を増やすときは、新規登録ではなく対象と操作を選びます。
この例では100本+30本で、概数は130本になります。状況を変えない場合は「状況を変更しない」のままにします。数量が分からない入庫も空欄で記録できますが、在庫は要確認になります。
今回は20本を生活班へ渡す例です。渡した分だけを記録します。
この例では130本−20本で110本になります。同じ配布を2人が別々に手入力すると二重に減るため、入力する担当を決めてください。
棚卸し欄には、増減した数ではなく、いま実際にある総数を入力します。
状況だけ変えるときは、事前入力された数量を残します。数量欄を明示的に空にすると「数量不明」に変わります。
同時更新や数量不明の入出庫があった場合は、他の担当者の更新も受け取ってから現物と履歴を照合し、棚卸しを記録します。
対象を選び、操作を「品目・場所・管理情報の訂正」に切り替えます。
本から箱へ単位を変えても自動換算しません。数量は不明になり、棚卸しが必要です。不足目安も新しい単位に合わせて直してください。
物資の一部だけを別の場所へ移すときは、移動元の配布と移動先の入庫に同じ移動番号をメモします。2件を自動で一括処理する機能ではないため、記録漏れを確認します。
検索と絞り込みを組み合わせると、不足する物資や確認が必要な物資を探せます。
| 表示 | 確認すること |
|---|---|
| 不足目安以下 | 概数が設定した不足目安以下です。手動の現場状況とは独立しています。 |
| 期限切れ 本日期限 7日以内 | 端末の日付を基準にしています。端末の時計と現物の表示も確認します。 |
| 要確認 | 競合、数量不明の入出庫、負数などです。履歴と現物を確認して棚卸しします。 |
履歴には登録、入庫、配布、棚卸し、訂正が残ります。
過去の履歴を削除・上書きする機能はありません。例えば入庫を10本多く記録した場合は、配布・使用として10本と訂正理由を追記する方法があります。現場の担当者と訂正方法をそろえてください。
端末時刻は目安です。表示の時刻だけで記録の正しさや全員への到達を判断しないでください。
管理情報の訂正履歴に「不明」と出るのは、その訂正記録に数量を入力していないためです。現在の概数は在庫カードで確認してください。
画面上部の「表示言語 / Language」から、その端末で使う言語を選びます。
| 対応言語 | 対応言語 | 対応言語 |
|---|---|---|
| 日本語 | 英語 | 中国語 簡体字 |
| 韓国語 | ベトナム語 | タガログ語 |
| フィリピン語 | ポルトガル語 | ネパール語 |
| スペイン語 | フランス語 | ドイツ語 |
| アラビア語 | インドネシア語 | ロシア語 |
ファイル選択画面、日付入力画面、キーボードは端末側の言語設定に従う場合があります。明暗モードは端末の設定に合わせて切り替わります。
端末内への保存と、他の担当者への配送は分けて考えます。
「未受理0件」は自分の端末で更新を受け取った意味で、全員への配達や既読を保証しません。再送のために同じ入出庫を新しく手入力すると二重計上になるため、再送ボタンを使います。
「端末に保存できない」と表示された場合は、その操作は記録されていません。保存領域を確認し、記録できたかを画面で確認してください。
ちゃっと入退場1.6.0の既存のJSONバックアップを使います。自動のアプリ間通信ではありません。
同じ元台帳には、全担当者が同じ連携台帳IDを使います。端末ごとの別IDにしないでください。元JSONは個人情報を含むため職員用の範囲で保管します。
在庫画面の上部と設定画面に、書き出した時点の記録上の人数を表示します。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 在場・在所 | 最後の入退場記録が入場・入所または帰所の人。 |
| 一時外出 | 最後の記録が一時外出の人。 |
| 受入継続 | 在場・在所と一時外出の合計。 |
| 正式退所 | 最後の記録が正式退所の人。 |
| 退場 | 従来のoutの記録。正式退所と区別して表示します。 |
| 登録人数 入退場未記録 | 全会場の取込時だけ表示します。会場のない登録を各会場へ割り振りません。 |
現在の点呼や実人数を保証する表示ではありません。元端末の書出日時と同期状況も確認します。「全会場」と会場別の人数を足し合わせないでください。
氏名・住所・電話・人物IDは物資管理の保存・共有データへ入れず、人数集計と配布実績だけを取り込みます。古いJSONの取込で人数を巻き戻しません。
ここでは別の練習用在庫100本に、まだ計算へ含めていない配布2本を反映し、98本にする例です。
同じ連携台帳ID・元配布記録IDは、再取込や複数担当者の同時反映でも1回だけ差し引きます。ただし、手入力の配布との意味上の重複は自動では判断できません。
対応先の在庫が競合したら差引を保留して要確認になります。更新を受け取った後に両方の現物を棚卸しします。元アプリをリセットしても、取込済みの配布を消して在庫を戻すことはありません。
「設定」のJSONとCSVのボタンを使います。引き継ぎ前に、必要な更新が届いているか確認してください。
| 出力 | 入る内容と使い道 |
|---|---|
| 記録JSONを出力 | 物資管理のイベント全件と入退場連携の記録。履歴の保管・確認に使います。 |
| 一覧CSVを出力 | その端末が把握している現在の品目・カテゴリ・場所・単位・概数・状況・不足目安・期限・要確認。表計算での確認に使います。 |
重要 物資管理JSONを読み込んで台帳を復元する機能はありません。入退場JSONの取込とは別のものです。元の添付メッセージも保管してください。
未着の更新は出力に含まれません。別の添付へ送り直したアプリや旧版の台帳が自動で統合されるわけではありません。
慌てて新しい記録を重ねる前に、次の項目を確認してください。
| 困ったこと | 確認すること |
|---|---|
| 別端末と数が違う | 同じ添付か、通常チャットが届くか、未受理件数と履歴を確認します。 |
| 物資が見つからない | 検索文字、状況フィルター、カテゴリを「すべて」に戻します。 |
| 編集途中の更新メッセージ | 届いた更新を一覧と履歴で確認し、内容を入力し直します。 |
| 数量が不明 負数 要確認 | 現物と他の担当者の記録を確認し、最新の更新を受け取って棚卸しします。 |
| 入退場JSONを取り込めない | JSONバックアップか、元ファイルの破損、連携台帳ID、サイズ・保存容量を確認します。 |
| 配布を在庫へ反映できない | 対応先、単位、開始日時、確認チェック、反映済みの履歴を確認します。 |
| 項目名が見づらい 言語が違う | 1.0.0を開いているか、表示言語と端末の明暗設定を確認します。 |
| 旧版から移したい | 旧台帳を保管・出力します。自動移行や復元取込はないため、切替日時を決め現物を棚卸しします。 |
取込の上限はJSON 10MB・元履歴2万件です。端末の空き容量により、それより少なくても保存できない場合があります。
アプリは個人別の配給資格や予約、本人認証、コピーQRの防止を判断しません。地域行事・防災訓練でも、行事ごとに台帳と入力担当を決めて利用してください。