ちゃっとピンマップ 操作マニュアル
地図画像にピンや手描きルートを記録し、Delta Chatのグループで共有するアプリです。この手引きは2.4.16の15言語表示、基本操作、権限、確認待ち通知、GPSの任意付加、バックアップと移行を説明します。
対象ファイル chatto_pinmap-2.4.16.xdc 作成日 2026年10月25日
| 章 | 内容 |
|---|---|
| 2〜3 | 表示言語の変更 共有の準備と端末の権限 |
| 4〜7 | 管理者ログイン QR確認 権限と承認 確認待ち通知 |
| 8〜11 | 地図登録 用途 ピンとルート GPSの任意付加 |
| 12〜13 | 編集と移動 状態と日時 検索 地図管理 |
| 14〜17 | 書き出しと復元 移行 再送 困ったとき |
初めて使う方は3章から順に進めてください。スマホの「タップ」はPCではクリックです。画面図は2.4.16に架空のサンプルを入れた操作例です。端末によって文字やファイル選択画面が異なります。
通信がない間も保存済み地図は見られます。他端末への反映には通信が必要です。位置は手動登録で、自動GPS追跡・安全判定・自動経路探索はありません。
表示言語を15言語から選ぶ
表示言語はこの端末だけに保存されます。管理者と参加者が別の言語で同じ地図を利用でき、切り替えにインターネット接続は不要です。
- 下部の歯車マーク「設定」を開き、先頭の「表示言語 / Language」を探します。
- 現在の言語名(初期値は「日本語 ▾」)のボタンを押すと、15言語のボタンが開きます。
- 使いたい言語のボタンを押します。選ぶと一覧が閉じ、表示が切り替わります。管理者ログインは不要で、再度開いても選択は維持されます。
- 日本語に戻す場合も同じ言語名ボタンを押し、「日本語」を選びます。
| 選べる言語 | 選べる言語 | 選べる言語 |
|---|---|---|
| 日本語 | 英語 | 中国語 簡体字 |
| 韓国語 | ベトナム語 | タガログ語 |
| フィリピン語 | ポルトガル語 | ネパール語 |
| スペイン語 | フランス語 | ドイツ語 |
| アラビア語 | インドネシア語 | ロシア語 |
ボタン・説明・通知・エラー・既定の用途や種類の表示を切り替えます。地図名、ピンのタイトル・メモ、独自項目名、登録者名、画像の文字は原文のままです。権限・共有データ・送信待ち・GPS座標は変更しません。
アラビア語は画面を右から左へ表示します。地図やピンの位置は反転しません。OSのファイル選択・カレンダー等は端末の言語に従う場合があります。
タガログ語とフィリピン語は別の選択肢ですが共通の基礎翻訳です。機械翻訳を基に主要ラベルを調整しており、各言語のネイティブ監修は未実施です。
共有の準備と端末の権限
全員が同じグループ内の同じメッセージのアプリを開きます。送り直したコピーや新版は別の共有場所です。
- Delta Chatの共有したいグループへ chatto_pinmap-2.4.16.xdc をファイルとして送ります。
- 参加者全員が、その同じメッセージからアプリを開きます。
- 代表管理者を置く場合は4章で設定し、ほかの端末は5章のコード確認を済ませます。
- 地図とピンを登録し、ほかの端末にも表示されるか確かめます。
| 端末の役割 | できること |
|---|---|
| 一般参加者 | 閲覧・検索・書き出し・新規登録。既存情報の編集・移動・削除は不可。 |
| 書き換え権限者 | 一般参加者の操作に加え、編集・移動・削除・復元が可能。 |
| 代表管理者 | 権限の付与と取り消し、登録や変更の確認と配信、管理者設定。 |
初期状態は一般端末です。管理者未設定なら新規登録を即時共有します。設定後は、一般端末と書き換え権限者の登録・変更を管理者が確認して共有します。管理者が閉じている間は確認待ちです。
index.html はブラウザーだけの操作デモです。Delta Chat間の共有は行いません。
代表管理者を設定する
代表管理者は最初に設定した端末でログインします。ほかの端末へパスワードを教えても、その端末を代表管理者に切り替えることはできません。
- 「設定」→「端末の権限」のパスワード欄に secret を入力します。
- 下の「切り替える」を押します。初期タップ回数は1回です。
- 「この端末:代表管理者」と表示されたことを確認します。
- 管理者設定で8文字以上の新しいパスワードを2か所へ入力し、保存します。タップ回数は1〜10回に変更できます。
管理者鍵は設定した端末内だけに保管します。アプリを閉じて開き直すと再ログインが必要です。秘密鍵・パスワードはJSONバックアップに含まれません。管理者端末を失った場合の鍵の引き継ぎ・パスワード再設定機能はありません。
一般端末で管理者を確認する
受信側は管理者から届いた情報と、本人から教わった12文字の管理者確認コードを照合します。端末確認コードやログインパスワードとは別です。
- 管理者の「設定」にある「管理者確認コード」または「管理者確認QR」を本人に見せてもらいます。
- 一般端末の「設定」→「管理者の確認」で12文字を入力します。QR画像を選ぶと自動入力できます。
- 「この管理者を確認」を押します。QRを読んだだけでは確認は完了しません。
- 「確認済み」の表示と、地図・ピンが表示されたことを確認します。
Androidでアプリからカメラが開かない場合は、標準カメラでQRを写真として撮影・保存し、アプリに戻って「撮影済み・保存済みのQR画像を読み取る」で選択します。白い余白を含めて正面から撮影します。
ボタンがグレーなら管理者情報が未受信です。同じメッセージか確認し、代表管理者へ「管理者情報を再送」を依頼してください。確認済みならコードの再照合もできます。
書き換え権限と登録内容を管理する
権限は人の名前ではなく端末ごとに設定します。名前は自己申告なので、端末確認コードを本人と照合してください。
- 代表管理者でログインし、相手に同じアプリを開いてもらいます。
- 「書き換え権限の付与と取り消し」で名前と端末確認コードを確認し、「書き換え権限を付与」を押します。取り消しも同じ欄です。
- 「登録と変更の確認待ち」で内容を開き、画像・場所・メモなどを確認します。
- 共有してよければ「確認して共有」、不要な内容なら「却下」を押します。
一般端末は新規登録のみです。書き換え権限者の編集・削除も、管理者設定後は確認待ちになります。管理者自身の操作は管理者確認を別に挟まず配信します。
確認ボタンが押せない端末があるときは「管理者情報を再送」を押します。これは地図の再送とは別の操作です。
確認待ちを表示と音で知らせる
管理者ログイン中に確認待ちが届くと、画面上部の通知帯と設定タブの件数で知らせます。音は必要な端末だけオンにできます。
- 代表管理者でログインし、「設定」→「管理者設定」→「確認待ちの通知」を開きます。
- 「確認待ちが届いたら音で知らせる」をオンにします。設定はこの端末だけに保存します。
- 「通知音を試す」を押し、端末の音量も確認します。
- 新しい確認待ちが届いたら、上部の「確認待ちを開く」を押します。内容を確認して「確認して共有」または「却下」を選びます。
連続した受信はまとめて知らせます。同じ依頼の再表示では繰り返し鳴らしません。すべて処理すると通知帯と件数表示は消えます。
アプリを開き、管理者ログインしている間の機能です。アプリ終了中のプッシュ通知はありません。消音・音量・端末の再生制限で鳴らない場合も件数表示は残ります。バックグラウンドでの通知音は保証しません。
写真や画像から地図を登録する
紙の地図の写真やダウンロード済み画像を使えます。地名や道路が読めるよう、明るい場所で正面から撮影してください。
- 「設定」→「地図の共有」を開きます。
- 地域・会場・階・日付などが分かる地図名を入力します。
- 「地図画像を選ぶ」で画像を選択し、「画像を登録して共有」を押します。
- 管理者設定済みなら、一般端末の登録は管理者の確認を待ちます。
- 配信後に地図を選び、文字が読めることと他端末での表示を確認します。
元画像は30 MiB以下。長辺1600px以下・約180 KB以下に圧縮されます。PDFや地図タイルは先に画像へ変換してください。読みにくい場合は地域や階ごとに分けます。
新しい画像は新しい地図になります。既存のピンは自動で移りません。画像の差し替えや緯度経度との対応付けはありません。
用途とピンの種類を選ぶ
防災以外にも、日常の施設案内、地域の危険箇所調べ、イベント会場などに使えます。用途は地図ごとに保存します。
| 用途 | 例 |
|---|---|
| 防災・避難所 | 崩落・浸水・給水・医療・避難所 |
| 食事・医療・観光 | お店・病院・薬局・見どころ |
| 危険箇所・イベント | 地域点検・危険箇所・ブース・救護 |
| カスタム | 自由な項目名とピンの色 |
地図を選び、右上の用途ボタンから変更します。既存のピン・ルートは残ります。用途変更とカスタム項目の追加は書き換え権限が必要です。管理者設定後は確認して共有します。
「設定」→「カスタム項目」で名前と色を入力すると、その地図の項目を追加できます。メンバーの位置は各用途で手動登録できます。
ピンと手描きルートを登録する
ピンは1か所の目印、ルートは複数の点をつないだ参考線です。実際に確認した内容と日時を記録してください。
- 地図の下の種類を選び、登録したい場所をタップします。
- タイトルを入力し、必要ならメモ・色・状態・確認日時を指定します。タイトル100文字、メモ1000文字以内です。
- 「登録して共有」を押します。一般端末でも新規登録できます。管理者設定済みなら確認待ちになります。
- ルートは「ルート」を押し、通りたい点を順にタップして「完了」を押します。名前とメモを入力して登録します。
ドラッグは地図の移動です。登録後に続けて場所を選べる場合は「終了」で登録モードを終えます。ルートは自動計算されず、安全な経路を保証しません。
「メンバー」→「地図で位置を選ぶ」から手動の位置ピンを登録できます。全員の現在地やオンライン状態を自動表示する機能ではありません。
ピンにGPS位置情報を任意で付ける
取得するのは現在の端末の位置です。地図をタップした場所の緯度経度ではありません。画像地図上のピン位置は手動指定のままで、自動追跡もしません。
- ピンの登録画面で下へスクロールし、「GPS位置情報を付加する(任意)」を選びます。初期値はオフです。
- 「現在の位置を取得」を押します。許可を求められたら、位置を共有するか判断して許可します。
- 緯度・経度・精度・取得日時を確認し、「登録して共有」を押します。管理者設定済みなら通常と同じ承認を経て共有されます。
- 取得できない場合は再試行するか、GPSの付加をオフにしてGPSなしで登録します。
GPSやWi-Fi等による位置情報を、このピンと一緒に参加者へ共有します。ピンの詳細・管理者の確認待ち詳細に表示し、JSONにも保存します。遠くの施設や危険箇所の座標として、現在地を誤って付けないようにしてください。
編集権限のある端末で「編集」を開き、GPSのチェックを外して保存すると付加情報を削除できます。取得し直す場合は「現在の位置を取得」を押します。ピンを移動しても付加GPSは自動更新しません。
ルートには付加しません。位置取得の可否と精度は端末・Delta Chatの対応や環境に依存します。取得は最大20秒を目安に待ちます。旧版のGPSなしピンとJSONも利用できます。
編集と移動 状態の確認 検索
既存情報の編集・移動・削除は代表管理者または書き換え権限者が行います。一般参加者の端末では操作できません。
- ピンを押すか、「一覧」から「詳細・編集」を開きます。
- 内容の変更は「編集」、場所の変更は「移動」を押して移動先を選びます。ルートは形を保って全体が動きます。
- 状態は未確認・確認済・対応中・解消終了から選び、確認日時には実際に調べた時刻を入れます。
- 検索欄と表示絞り込みで、種類・状態などを限定できます。見つからないときは検索や絞り込みを解除します。
確認日時や状態は、人が入力した記録です。アプリによる安全判定ではありません。編集中に他端末の変更を受信した場合は、詳細を開き直してください。
ルートの点ごとの編集はありません。形を変えるときは新しいルートを作り、不要になった線を削除します。
地図の管理と完全削除
「設定」→「地図管理」で対象の地図を選びます。保管済みの地図も選べます。変更・削除には書き換え権限が必要です。
| 操作 | 動作 |
|---|---|
| 名前を変更 | 地図名を変更して共有します。 |
| 保管と再表示 | 通常の一覧から隠す、または戻す操作です。容量は減りません。 |
| 複製 | 別の名前の新しい地図を作成します。ピン・ルートも任意で複製できます。 |
| 完全削除 | 画像・ピン・ルート・用途などを取り除きます。取り消せません。 |
完全削除は「この地図を完全削除して共有」を押し、確認画面の地図名を一致するように入力します。管理者設定後は、権限者の操作も管理者確認後に配信されます。
削除情報は保持し、古い更新による復活を防ぎます。配信済みチャット履歴や書き出した画像・JSONは削除されません。再び必要なら画像を新しい地図として登録します。
画像とJSONを書き出す
画像は閲覧・印刷用、JSONは復元・別アプリへの移行用です。どちらも保存したファイルが開けることを確かめてください。
- 地図画像は「設定」→「地図画像の書き出し」で対象を選び、JPEGまたはピン・ルート付きPNGを指定します。
- JSONは「バックアップ」で全地図または表示中の地図を選び、「JSONを書き出す」を押します。
- ファイルの受け渡しが使えない場合は「JSONを表示してコピー」を使います。全文をUTF-8のテキストとして保存し、拡張子を .json にします。
- 保存後にファイル名・内容を確認し、端末の故障に備えて別の保存先にも保管します。
JPEGは登録時に圧縮された画像です。元写真の解像度には戻りません。PNGには編集中の内容を含めません。JSONのコピーだけではファイル保存は完了しません。
Androidのファイル受け渡しは端末やDelta Chatの版によって利用できない場合があります。管理者鍵・パスワード・権限設定はJSONへ移行されません。
JSONを復元して新版へ移行する
新バージョンへ送ったアプリは別の共有場所です。地図データと管理者確認の両方を、新しいアプリ側で準備します。
- 旧アプリでJSONを保存し、ファイルが読めることを確認します。
- グループに新版を送り、全員がその同じメッセージを開きます。旧アプリは移行確認まで残します。
- 移行先で代表管理者を設定します。一般端末では復元できません。
- 「設定」→「バックアップを復元」でJSONを選びます。対応するJSONは15MB以下です。この操作だけでは他端末へ共有されません。
- 地図とピンを確認し、アプリを閉じずに「復元したデータを含む全地図を共有」を押します。送信待ちがある場合は先に解消します。
- 受信側は新しい管理者確認コードまたはQRで確認を済ませます。確認が終わるまで地図の表示は保留されます。
- 全端末で地図・ピン・ルートが揃ったことを確認し、必要ならもう一度バックアップします。
管理者未受信で確認ボタンが押せない場合は、代表管理者の「管理者情報を再送」を使います。管理者のいない状態で復元することはできません。
復元は端末の表示に統合する操作です。共有前に閉じると未配信の復元内容を再読込する必要がある場合があります。画像がすべて揃った端末から共有してください。
共有状態を調べて再送する
「送信待ちなし」は参加者全員への到着確認ではありません。受信側で地図と記録の内容を見比べてください。
- 全員が同じメッセージのアプリを開き、管理者確認済みで、同じ地図を選んでいるか確認します。
- 一般端末から登録した情報は管理者の「確認待ち」を確認します。
- 画像が出ない端末では「共有の確認・再送」で画像片の受信数とピンの件数を見ます。
- 画像が正常な端末から「表示中の地図と登録情報を再送」を押します。送信待ちがある場合は待ち、通信状況も確認します。
- 復元した全地図を配るときは、通常の再送ではなく15章の「復元したデータを含む全地図を共有」を使います。
管理者情報の再送は管理者の確認を可能にするための操作です。地図画像の再送とは別です。管理者確認後も表示されなければ、アプリを開き直して受信履歴を読み込みます。
困ったとき
データを削除したりアプリを送り直したりする前に、正常な端末のJSONを保存してください。困ったときは画面の状態表示を確認します。
| 症状 | 操作 |
|---|---|
| 言語を日本語に戻したい | 歯車マークから設定を開き、先頭の言語名ボタンを押して「日本語」を選択。保存されない場合は端末の保存設定を確認。 |
| GPSを取得できない | 端末とDelta Chatの対応、位置情報設定、利用許可を確認。取得できなければ付加をオフにして登録。 |
| 通知音が鳴らない | 管理者ログインと通知音オンを確認し「通知音を試す」。消音や音量も確認。終了中の通知はありません。 |
| 管理者に切り替わらない | secretは初期値です。変更済みなら変更後のパスワードを使用。最初に管理者を設定した端末で操作します。入力欄の下の進行状況も確認。 |
| 確認コードが一致しない | 「端末確認コード」ではなく「管理者確認コード」を入力。同じメッセージのアプリか確認。 |
| QRが見つからない | 白い余白を含めて正面から撮影。反射やぼけを避け、難しければスクリーンショット画像か12文字入力。 |
| カメラが開かない | 標準カメラで先に写真を撮り、アプリで保存画像を選択。カメラ起動は端末側の対応に依存。 |
| 確認ボタンがグレー | QRは読めても管理者情報が未受信の場合があります。管理者へ「管理者情報を再送」を依頼。 |
| 一般端末で編集や復元ができない | 仕様です。管理者へ書き換え権限の付与を依頼するか、代表管理者端末で実行。 |
| 地図やピンが出ない | 同じアプリ・管理者確認・地図名・検索条件・承認待ち・画像片を順に確認し、16章の再送。 |
災害情報は変化します。更新日時と現地の状況を確認し、避難や移動の判断は公的情報も合わせて行ってください。アプリは入力内容の正しさや経路の安全性を判定しません。
共有・権限・QR・復元・通知・GPS付加は模擬端末で検証しています。実機での通知音とGPS取得は未確認です。利用するAndroid・iPhone・PCでも事前に試してください。