1 はじめる前に
げんばログは、日付・天気・文章・写真を記録し、Delta Chatの同じチャットのメンバーと共有するミニアプリです。現場日誌、農業日誌、飼育日誌、点検巡回、観察記録、日記に使えます。
- Delta Chatで、記録を共有したい相手やグループのチャットを開きます。
- genba-log-1_5_0.xdcをそのチャットに添付して送ります。受け取ったメンバーも同じ添付ファイルを使います。
- 添付ファイルをタップし、アプリを開く案内に従います。端末によって開始ボタンの名前は異なります。
- 画面下の「書く」で記録し、「一覧」で確かめます。「データ」は書き出しや取り込み、「設定」は表現や入力項目の変更に使います。
本書は日本語・一般向け・初期の現場日誌を基本に説明します。表現設定を変えるとボタン名も変わります。
画面図は1.5.0の画面に説明用のデータと赤い番号を加えたものです。OSの撮影画面やDelta Chat本体の送信画面は図示していません。
読む場所の目安 2 記録 3 写真 4 一覧と編集 5 書き出し 6 グラフ 7 取り込み 8 共有形式 9 表現と言語 10 利用例 11 困ったとき 12 早見表
目次へ戻る2 記録を書いて投稿する
まずは1件、文章と写真を残してみましょう。長い画面は上下にスクロールします。
- ①日付を選び、②天気を押します。選ばれた天気は黄色になります。
- ③人数など、その形式で必要な項目を入力します。数値は+・−でも変えられます。
- ④本文を書き、必要なら⑤写真を追加します。本文は最大500文字、写真は最大3枚です。
- ⑥「投稿する」を押します。「送信中…」が終わるまで開いたまま待ち、「一覧」に記録が出たことを確かめます。
日付は過去の日も選べます。数値欄や選択欄に内容があれば、文章や写真がなくても投稿できる形式があります。
共有先は、このアプリを開いているチャットです。通信や写真の受信には時間がかかることがあります。
目次へ戻る3 写真を付けて確認する
写真は投稿前に追加・取り外しができ、投稿後は一覧から大きく表示できます。
- ②「撮影」はカメラで撮る操作、「選ぶ」は端末にある写真を選ぶ操作です。対応や選択画面は端末によって異なります。
- 写真欄に画像が出るのを待ちます。複数選択しても、1件に付けられるのは3枚までです。
- 不要な写真は①右上の×で外します。投稿済みの写真を外すときは、先にその記録を「編集」します。
- 投稿後は「一覧」の小さな写真をタップすると拡大します。拡大画面をタップすると一覧へ戻ります。
送信しやすいよう写真はJPEGに変換・縮小されます。元の写真を高画質で保管したい場合は、端末側でも残してください。
「受信中…」が出ている写真はまだ届いていません。写真がそろうまでは、その記録の編集や書き出しを待ちます。
目次へ戻る4 一覧で確認し編集や削除をする
「一覧」には日付の新しい記録から表示され、投稿者や写真も確認できます。
- ①本文や写真、投稿者を確認します。自分の記録には②「編集」「削除」が表示されます。
- 「編集」を押すと③訂正中の表示になります。内容を直し、下の「訂正を保存する」を押します。新しい記録を増やさず、元の記録を更新します。
- 編集を取りやめる場合は「やめる」を押します。編集中の変更内容は保存されません。
- 削除するときは「削除」を押し、赤い確認ボタンになっている間にもう一度押します。確認状態は約3秒で解除されます。
ほかの人の記録には編集・削除ボタンが出ません。取り込み元の投稿者IDを持つ過去の記録も、編集できない場合があります。
削除を取り消すボタンはありません。大切な記録は、削除前にJSONを書き出しておきます。
目次へ戻る5 ファイルに書き出して保管する
「データ」で期間とファイルの種類を選びます。引き継ぎや再取り込みにはJSONを使います。
- 画面下の「データ」を押します。①月を選ぶか、「全期間」にチェックを付けます。対象の記録と写真の件数を確かめます。
- ②CSVは表計算向け、③HTMLは写真付きの閲覧・印刷向け、④JSONはバックアップ・引き継ぎ向けです。使い分けは12ページの表も参照してください。
- 送るファイルのボタンを押します。Delta Chat側の画面で送り先やファイルを確認し、案内に従って送信します。
- 保管したいファイルは、Delta Chatの通常の添付ファイル保存操作で端末などに保存します。
写真が受信中の記録があると書き出せません。対象が0件なら書き出しボタンは使えません。
HTMLやCSVからアプリの記録を戻すことはできません。定期的に「全期間」のJSONを保管しておくと引き継ぎに使えます。
目次へ戻る6 数値の変化をグラフで見る
人数、収穫量、体重、気温など、数値の項目を持つ形式では「推移グラフ」が使えます。
- 「データ」の上側で月を選ぶか、「全期間」を選びます。
- 下へスクロールし、「推移グラフ」の①項目欄から見たい数値を選びます。
- ②折れ線で変化を見ます。③グラフの下には最新・最小・最大・平均が表示されます。
- 表示する数値の入った記録が2件以上あるか確認します。1件だけの場合は、グラフの代わりに案内が表示されます。
「日記」のように数値の項目がない形式では、グラフ欄は表示されません。文章や写真、選択肢を自動で数値に変える機能ではありません。
同じ日付の記録も扱えます。時刻の項目がある形式では、その時刻も位置に反映されます。
目次へ戻る7 引き継ぎデータを取り込む
以前の版や別のアプリから移すときは、元のアプリで書き出したJSONを使います。
- 元のアプリの「データ」で期間を選び、「引き継ぎデータ(JSON)を送る」でファイルを用意します。
- 移行先の「データ」で①「ファイルを選ぶ」を押し、そのJSONを選びます。
- ②件数を確認します。③「形式も取り込む」を選ぶと、移行先チャット全員の入力項目も変わります。
- ④「取り込む」を押し、終わるまで待ちます。「一覧」で内容を確認します。中止は「やめる」です。
取り込みはJSON専用です。既存記録との重複はIDや改訂番号で判定します。
新版へは自動移行されません。取り込んだ記録は元の投稿者IDを保持し、本人でも新しいアプリでは編集できない場合があります。
同じアプリで削除した記録は同じJSONでは戻りません。別の新しいアプリで内容を確認する方法があります。
目次へ戻る8 みんなで使う形式と項目を変える
「日誌の形式」と「項目を編集」はチャット全員の共有設定です。変更前にメンバーと確認しましょう。
- 「設定」を下へスクロールし、①目的に合う形式を選びます。6つの形式の違いは12ページを参照してください。
- ②形式名と本文の見出しを確認し、③項目名・種類・単位・選択肢を必要に応じて変えます。
- ④「項目を追加」で最大6個まで増やせます。選択肢や点検項目は「、」またはカンマで区切ります。
- ⑤「全員に反映する」で確定します。選択だけでは反映されません。新しい形式はメンバーにも届きます。
種類は数値・選択・チェックリスト・チェック・時刻・短い文です。「チェック」は1つの実施有無、「チェックリスト」は複数の点検項目です。
形式を変えると過去の一部項目が一覧やCSVに出なくなる場合があります。変更前に、現在の形式と記録をJSONで保管してください。
目次へ戻る9 自分に合う言葉と言語にする
「表現の設定」は自分の画面だけを変えます。共有される記録や、ほかの人の表示は変えません。
- 「設定」の最初にある①「年代・読みやすさ」から、小学生・中高生・一般・シニア向けを選びます。
- ②「仕事・用途」を選び、表示例を見ます。変わるのは言葉遣いです。人数などの入力項目は、8ページの共有設定で変えます。
- ③「表現を自分で調整」を開くと、④保存・編集・削除ボタンと⑤本文の見出しを指定できます。入力を終えて別の場所を押すと反映されます。空欄なら選んだ表現を使います。
- 元に戻すときは⑥「表現を初期設定に戻す」を押します。言語は画面上部の選択欄で変えられます。
独自に入力した表現は、言語を切り替えても自動翻訳されず、そのまま残ります。
表現はこの端末・ブラウザーに保存されます。別の端末では改めて選択します。記録や形式の編集欄の元の値を書き換える操作ではありません。
目次へ戻る10 日記や点検に使ってみる
用途に合う形式と表現を組み合わせると、仕事の記録以外にも使えます。
夏休みの日記
「表現の設定」で小学生向けと日記・学校生活を選び、下の「日誌の形式」で日記を選んで全員に反映します。日付・天気・今日のできごと・写真を記録できます。人数などの仕事の項目はありません。
点検巡回の記録
共有形式を点検巡回にすると、場所・時刻・点検項目・結果を使えます。確認した項目を押してチェックし、未確認の項目を残さないようにします。「すべてOKにする」はすべて確認できたときに使います。
点検で未確認の項目や「要対応」があると、一覧に「要対応・未確認だけ」の絞り込みボタンが出ます。押すと対象だけを表示し、もう一度押すと一覧全体に戻ります。
「異常なし」の選択だけでは、未確認のチェック項目は確認済みになりません。各項目も確かめましょう。
目次へ戻る11 困ったときに確認する
操作が進まないときは、表示されているメッセージと次の表を確認してください。
| 困っていること | 確認すること |
|---|---|
| ボタン名が本書と違う | 設定の年代・用途・独自表現を確認します。本書と同じにするには表現を初期設定に戻し、言語を日本語にします。 |
| 文章や写真が消えた | 未投稿の下書きは、閉じたり読み込み直したりすると失われることがあります。入力後は投稿し、一覧で保存を確認します。 |
| 写真を付けられない | 写真は3枚までです。写真処理が終わるのを待ち、必要なら端末のカメラ・写真へのアクセスを確認します。 |
| 受信中から変わらない | 通信とDelta Chat側の受信状況を確認し、しばらく待ちます。写真がそろうまで編集や書き出しはできません。 |
| 送信できない | 失敗の案内が出た場合は、下書きが残っていることを確かめて再試行します。送信中はアプリを閉じず、完了を待ちます。 |
| 編集や削除が出ない | ほかの人の記録か、別のアプリから取り込んだ記録の可能性があります。投稿者IDが自分と一致する記録だけが対象です。 |
| 書き出しボタンを押せない | 選んだ月に記録があるか確認します。「全期間」も試します。写真が受信中なら待ちます。 |
| グラフが出ない | 現在の形式に数値項目があるか、その項目の数値入り記録が選択期間に2件以上あるか確認します。 |
| 取り込みできない | げんばログから書き出したJSONか確認します。写真が欠けたファイル、無効な内容、大きすぎるファイルは取り込めません。 |
| 変更した項目が全員に出ない | 形式を選んだだけでは反映されません。「全員に反映する」を押したか、メンバーに更新が届いているか確認します。 |
ブラウザーでindex.htmlだけを開く操作は、表示と操作の確認用です。そのテスト投稿はチャットに送られず、読み込み直すと消えます。共有するときはDelta Chatで.xdcを開きます。
書き出し機能が未対応と表示される場合は、利用しているDelta Chat側の対応を確認してください。
目次へ戻る12 形式と保存方法の早見表
使う形式、保管するファイル、設定の影響範囲をここで確認できます。
| 日誌の形式 | 標準の項目 |
|---|---|
| 日記 | 日付・天気・本文・写真 |
| 現場日誌 | 日付・天気・人数・作業内容・写真 |
| 農業日誌 | 圃場・作業・作業時間・収穫量。日付・天気・本文・写真も使用 |
| 飼育日誌 | 対象・給餌・投薬・体重・水温や室温。日付・本文・写真も使用 |
| 点検巡回 | 場所・時刻・点検項目・結果。日付・本文・写真も使用 |
| 観察記録 | 対象・時刻・気温・個体数。日付・天気・本文・写真も使用 |
| 書き出し形式 | 主な用途 | 写真 | 再取り込み |
|---|---|---|---|
| CSV | 表計算で集計 | 枚数のみ | 不可 |
| HTML | 閲覧や印刷 | 画像付き | 不可 |
| JSON | 引き継ぎや保管 | 画像データ付き | 可能 |
| 設定や上限 | 内容 |
|---|---|
| 自分だけの設定 | 言語、年代・読みやすさ、仕事・用途、独自の表現 |
| 全員に反映する設定 | 日誌の形式、入力項目、取り込み時の形式変更 |
| 1件の記録 | 本文は最大500文字、写真は最大3枚。絵文字などは文字数が複数になる場合あり |
| 入力項目 | 最大6個。選択肢やチェックリストの項目は1項目につき最大8個 |
| 項目の名前など | 形式名と本文見出しは16文字、項目名と各選択肢は12文字、短い文は30文字、独自のボタン表現は32文字まで |
ふだんの確認はHTML、表計算にはCSV、次のアプリへ移すための保管にはJSONを選びます。大切な記録は全期間のJSONを定期的に残しましょう。
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